外貨預金をおすすめしない理由を資産運用に強い税理士が解説

「外貨預金って高金利だし、預金だから安心!」

ちょっと待ってください。外貨預金は、あまりおすすめできません。

この記事では、投資家かつ税理士の坂根が、外貨預金について初心者向けに解説します。

  • 外貨預金のメリット・デメリット
  • 外貨預金のリスク
  • 外貨預金以外の資産運用

すべて無料で情報公開していますので、資産運用で失敗しないために、ぜひ最後までご覧ください。

 

外貨預金はおすすめしない

外貨預金は円建ての預金より金利が高いため、安心できる資産運用方法の一つとして銀行が勧めることがあります。

しかし、個人的には外貨預金はデメリットの方が多いと考えていますので、資産運用方法としてはお勧めできません。

 

外貨預金のメリット・デメリット

外貨預金のメリットとデメリットをご紹介します。

私としては、外貨預金はデメリットの方が大きいと感じていますが、それぞれの側面から見ていきましょう。

外貨預金のメリット

外貨預金のメリットを2つご紹介します。

  • 金利が円建ての預金より高い
  • 円安になったとき儲かる

 

外貨預金の金利は円建ての預金より高い

外貨預金の最大のメリットは金利が高いことです。

日本は低金利時代のため、円建ての普通預金の金利が年0.001%、定期預金の金利が年0.003%、国債であっても年0.005%しかありません(詳しくは定期預金とは?メリットや仕組みを資産運用に強い税理士が解説をご覧ください)。

図:住信SBIネット銀行の外貨預金の金利(2020年11月27日時点)

日本の預金に比べれば、諸外国の諸外国の金利は日本の金利より高いことが多いです。今だと米ドル年0.18%、NZドル年0.14%、南アランド年2.35%になっていますね。

金利だけ見ると、円建ての預金より外貨預金は魅力的に映るかもしれません。

 

外貨預金は円安になったとき儲かる

日本円と外貨の間では、為替による相場の変動が起こります。

今が1ドル100円でも80円になったり120円になったり、毎日変動します。

たとえば、円安(ドル高)が進み、1ドル100円が120円になったようなケースで考えてみましょう。

その場合、自身の財産を日本円で考えれば、100円で買ったものが、120円に値上がりしたのと同じです。

つまり、円安になれば差額20円が儲けとなります。

 

外貨預金のデメリット

外貨預金のデメリットを2つご紹介します。

  • ペイオフがない
  • 円高になった時損する

外貨預金はペイオフがない

外貨預金にはペイオフの制度がありません。

ペイオフとは、銀行が破綻した際に1000万円まで国が補償してくれる制度です。

普段、銀行にお金を預けていればそれは絶対に消えることがないと認識しているかもしれません。しかし、銀行が破綻してゼロになることは、ありえない話ではありません 。

つい20年ほど前に山一證券や北海道拓殖銀行といった超大手の金融機関が破綻しています。

また、銀行もだんだん業績が悪化してきています。そのため、これからUFJ銀行やみずほ銀行と言ったメガバンクが破綻する可能性がゼロではありません。 JAL など、どれだけ大手の会社であっても利益が出なければいつかは破綻します。

つまり、ペイオフがない外貨預金は決して安全な資産ではありません。

外貨預金は円高になったとき損する

為替相場の変動により、1ドル100円で外貨預金(米ドル建て預金)に預け入れ、1ドル80円の円高(ドル安)になった場合、100円の資産が80円になってしまいます。

外貨預金は、為替変動により利益が出る可能性もありますが、損をする可能性もあります。

つまり、円建てで見た場合、元本割れする可能性があります。

 

外貨預金のリスク

外貨預金のリスクを4つご紹介します。

  • 元本割れリスクあり
  • 銀行破綻すればゼロ円
  • 金利は低い
  • インフレに弱い

 

元本割れリスクあり

外貨預金は円建てでないため、為替リスクがあります。そのため、円高になれば元本割れする可能性があります。

 

銀行が破綻すればゼロ円

外貨預金はペイオフの制度がありません。そのため、銀行が破綻すれば、預け入れたお金はなくなり、ゼロ円になる可能性があります。

 

3金利は低い

外貨預金の金利は、円建ての預金に比べれば高金利です。

しかし、他の資産運用方法と比べれば低い金利です。

個人的には、外貨預金よりは債券投資の方が良いと思います。

詳しくは【手堅い債券投資】外国債券や国内債券、利回りについて税理士が解説をご覧ください。

 

インフレに弱い

円建ての預金や外貨預金はインフレに弱いです。

物価が高騰し、お金を刷れば刷るほど貨幣(お金)の価値は下がります。

そして、日本であっても目標インフレ率が年間2%です。物価が毎年2%ずつ上昇するということは、反対に言えば、毎年2%ずつお金が減っていくと言い換えることができます。

不動産や株は比較的インフレに強い資産(お金の価値が下がれば不動産や株は値上がりすると考えられるため)と言えますが、預金は金利分しか資産が増えません。

そのため、インフレ率を超える金利を得ることができなければ預金の資産価値は減価していくと考えられます。

そして、外貨預金で2%を超える金利というのは、新興国通貨などリスクが高い通貨しかありませんので、私であれば資産運用の観点からは手を出しません。

 

外貨預金はおすすめしない

上記で説明したように、外貨預金のメリットは多くなく、むしろマイナスの側面の方が多いように思います。

私であれば、外貨預金よりは債券への投資をお勧めします。【手堅い債券投資】外国債券や国内債券、利回りについて税理士が解説をご覧ください。

 

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投稿者プロフィール

税理士 坂根崇真
税理士 坂根崇真
【プロフィール】
一般社団法人 全国第三者承継推進協会 理事
税理士

【寄稿実績など】
Yahoo!ニュース、livedoor ニュース、Smart News、幻冬舎GOLD ONLINE
会計人コースWeb、事業承継・M&AならBatonz(バトンズ) 専門家コラム、名古屋大原学園 大原簿記情報医療専門学校

【メディア出演実績】
01CHANNEL(株式会社ウェイビー運営)
税理士2.0 AKIRAチャンネル(レッドスターコンサルティング株式会社運営)
TAKA World Peace(株式会社グローバルマーケット運営)

【著書】
相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本 (2021年発売予定)

【メディア運営】
税理士による相続メディア:あんしん相続税 などを運営(合計:月間10万PV)

【経歴等】
士業など専門家1,500人以上の団体の理事に就任している。業界最大手のデロイトトーマツ税理士法人の出身であり、売上高数千億円規模の外資系企業の申告や、個人資産百億円規模の方の税務相談経験も多数あり、創業から上場まで対応が可能である。また、Twitterでは1万人のフォロワーを有しており、経営者や士業が年間数百名参加する交流会を開催する等、強い影響力を持っている。

【事務所情報】
ブラッシュメーカー会計事務所:東京・神田にオフィスを構える税理士事務所です。

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