株の配当金生活は可能?いくら必要?高配当株の利回りは?税理士が解説

「憧れの配当金生活」、「働きたくない、株の配当金だけで生活したい」。誰もが一度は考えるかもしれません。

じゃあ実際にいくら必要なの?!

この記事では、投資家の税理士の坂根が次の疑問について解説します。

  • 株の配当金生活は可能?
  • 株の配当金生活にはいくら必要?
  • 高配当株の利回りは何%ぐらい?
  • 高配当株の銘柄について
  • 株の配当金以外の投資方法

すべて無料で情報公開していますので、失敗しないために、ぜひ最後までご覧ください。

株の配当金生活は可能?

結論から言えば、株の配当金だけでの生活は十分可能です。

わたしは月間10万人が訪れる税理士による相続メディア「あんしん相続税」を運営しており、多くの富裕層の方にお会いしてきた経験があります。また、わたし自身も浅いですが投資歴が7年あります。

これらの経験から、実際に株の配当金だけでの生活は可能であると考えています。

もちろん、株を買うためにはお金が必要であり、また、投資先の銘柄によって、配当金の利回りが大きく異なります。

リスクが高い投資方法をとれば、株の配当金生活は大きく近づきますが、一方で、リスクが低い投資方法をとれば、配当金生活を送るためには莫大な資金が必要です。

 

株の配当金生活にはいくら必要?

株の配当金生活に必要なお金は、現実的には1億円が1つの目安だと思います。

しかし、まずは「自身の生活費にいくら必要か」を確認し、そこから逆算で考えると良いでしょう。

次の流れで解説していきます。

  • 生活費はいくら必要?
  • 高配当株の配当金の利回りは何%ぐらい?
  • 株の配当金生活にいくらお金が必要?

 

生活費はいくら必要?

自身の生活費は月にいくら必要でしょうか。

出典:総務省統計局の家計調査報告
URL:http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf

総務省統計局の家計調査報告によると、2020年9月における2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり269,863円であり、2020年7~9月における単身世帯の月平均消費支出は143,059円(図表参照)とのことです。

つまり、単身世帯なら1年間で172万円(143,059円×12か月=1,716,708円)、2人以上の世帯であれば1年間で324万円(269,863円×12か月=3,238,356円)あれば、平均的な生活を送ることができます。

もちろん、より質素な生活であれば単身で月10万円で済むかもしれませんし、毎月旅行に行きたいのであれば、より多くのお金が必要になります。

 

高配当株の配当金の利回りは何%ぐらい?

配当金の利回りは、3%~5%を一つの目安にすると良いでしょう。

配当金の利回りは、投資先の銘柄によって異なります。

一般的に、成熟した企業であれば多くの配当を出し、これから市場を取りに行く新興産業の企業であれば、無配当か配当金が少ないです。

なぜなら、成熟した企業であれば新たな設備投資資金がいらず、利益を株主に還元する傾向があり、また、新興企業であれば、利益を会社にプールし、新たに市場を取りに行くための広告費や開発費にお金が回るからです。配当金の原資は会社の利益のため、その利益を株主に配当金で還元するか、会社の成長に使うかの方向性の違いと言えます。

投資先によっては投資額に対して8%などの配当金を出す会社もありますが、配当金を多く出し過ぎれば会社の成長を阻害する(つまり、株価が下落する)ことにつながるため、一概に配当金が多ければ良いかと言われればそうではありません。

一般的にリスクが高くないと言われる高配当株の配当金の水準は3%~5%ぐらいです。

 

株の配当金生活にいくらお金が必要?

株の配当金生活には1億円あると良いでしょう。

先ほど説明したように、1年間に必要なお金は単身世帯で172万円、2人以上世帯なら324万円です。

逆算すると、配当金利回り3%、5%の場合に必要なお金は次の通りです。

世帯配当金利回り3%の場合配当金利回り5%の場合
単身世帯7,195万円4,317万円
2人以上世帯1億3,554万円8,133万円

※配当金には所得税、住民税が20.315%課税されるため、手取り額はそれぞれ3%*(100%-20.315%)、5%*(100%-20.315%)となります。

理論上は、7,195万円など、1億円に満たない資産額であっても株の配当金のみで生活できることがわかります。

ただ、株も減配(配当金を減らすこと)などのリスクがありますし、突発的な支出もあると思いますので、現実的には余裕を見て1億円はあった方が良いでしょう。

 

高配当株の銘柄について

高配当株の銘柄の一例

高配当株の銘柄としては、次のものが一例として挙げられます。

銘柄配当利回り
VYM(高配当株を集めたETF)約3%
PFF(高配当株を集めたETF)約5%
AT&T約7%
MO(アルトリアグループ)約8%
XOM(エクソン・モービル)約10%

ETFというのは、簡単に言えば、高配当株をいくつもあわせ、1セットで購入するセット商品です。これによって、銘柄分散を簡単に行うことができます。

なお、株価は値動きするため、売買したタイミングによって投資額に対する配当利回りは変動します。上記はあくまでも参考数値です。

この中だと、PFFは保有していた経験があり、MOも購入しようとしていた時期があります(値上がりしたため購入時期を逃してしまいましたが)。VYMは今も保有していますね。

これらは、SBI証券などで買うことができます。

①銘柄を選ぶ

②注文発注

証券口座の開設からの一連の流れを知りたい方は、株の始め方、やり方を初心者向けに投資家の税理士が解説をご覧ください。

 

高配当株のリスク

高配当株のリスクとして、値下がりしやすい、減配する可能性があるといったことが挙げられます。

高い配当金を出す会社は、その市場に将来性がないケースも少なくありません。たとえば、上記で説明したアルトリアグループは、世界最大のたばこメーカーです。

日本でもたばこはどんどん規制がかかってきていますがが、世界的にも禁煙の流れが進んでいます。たばこメーカーは利益率が高いビジネスモデルですが、より強い規制がかかったときに、「法的にたばこを売れなくなる」可能性もあるでしょう。

そうなったとき、株価は急落し、利益が無いので配当金を出せない、そうなるリスクを抱えています。

配当金生活を考えるうえでは、高配当株に一極集中せず、銘柄の分散や、高配当株以外にも資産運用の手段を分散しておくことが望ましいでしょう。

 

株の配当金以外の投資方法

株の場合は、減配するリスクや、株価が値下がりし、元本価値が大きく毀損するリスクがあります。

このようなリスクを回避したい場合は、債券投資の方が良いかもしれませんね。

社債であれば、会社が倒産したり中途売却しない限りは元本が保証されているため、安定的な利息収入を得ることができます。【資産運用】1000万なら何がおすすめ?8種類比較:税理士が解説でも社債など他の資産運用方法について解説しているため、興味があればご覧ください。

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投稿者プロフィール

税理士 坂根崇真
税理士 坂根崇真
【プロフィール】
一般社団法人 全国第三者承継推進協会 理事
税理士

【寄稿実績など】
Yahoo!ニュース、livedoor ニュース、Smart News、幻冬舎GOLD ONLINE
会計人コースWeb、事業承継・M&AならBatonz(バトンズ) 専門家コラム、名古屋大原学園 大原簿記情報医療専門学校

【メディア出演実績】
01CHANNEL(株式会社ウェイビー運営)
税理士2.0 AKIRAチャンネル(レッドスターコンサルティング株式会社運営)
TAKA World Peace(株式会社グローバルマーケット運営)

【著書】
相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本 (2021年発売予定)

【メディア運営】
税理士による相続メディア:あんしん相続税 などを運営(合計:月間10万PV)

【経歴等】
士業など専門家1,500人以上の団体の理事に就任している。業界最大手のデロイトトーマツ税理士法人の出身であり、売上高数千億円規模の外資系企業の申告や、個人資産百億円規模の方の税務相談経験も多数あり、創業から上場まで対応が可能である。また、Twitterでは1万人のフォロワーを有しており、経営者や士業が年間数百名参加する交流会を開催する等、強い影響力を持っている。

【事務所情報】
ブラッシュメーカー会計事務所:東京・神田にオフィスを構える税理士事務所です。

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