なぜ決算書を作るのか

法人の決算書は毎年少なくとも1回は作成しなければなりませんが、実際は年に1回どころか、自主的に毎月決算書を作成している会社が殆どです。

今回は、そもそも法人の決算書とは何か,法人の決算書についての種類や、法人の決算書を作成しないといけない理由、作成した方が良い理由について確認していきます。

決算書とは何か

決算書とは、会社の利益や財産の状況などを把握するための資料であり、いわば企業における家計簿です。

決算書には様々な種類がありますが、代表的なものは以下の3書類です。

貸借対照表(B/S)

貸借対照表とは、会社の財産や債務がいくらあるかを示した書類です。これを見ることによって、会社にどんな財産がいくらあるのか、また、会社が抱えている借金や未払いの外注費用がいくらあるのか等を把握することができます。

BS

損益計算書(P/L)

損益計算書とは、会社がいくら儲けたのか,利益額を把握するための書類です。この書類を見ることによって、会社がいくら販売を行ったのか、いくら経費がかかって最終的に手元に残った利益がいくらなのかを把握することができます。

株主資本等変動計算書(S/S)

株主資本等変動計算書とは、株主から出資を受けた資本金の増減や、会社にたまった利益の増減などを示した書類です。

SS

法人の決算書の作成理由は主に3つ

法人の決算書は、主に以下の3つの理由により作成を行います。

確定申告及び納税のため

会社は年に1度、法人税等の税金を計算した書類の提出(確定申告)と納税を行わなければなりません。確定申告を行うためには様々な書類の作成や提出が求められますが、その中の一つとして決算書が求められています。

なぜなら、法人税等は会社の利益に対してかかる税金ですが、その利益の根拠となるものは会社が作成した決算書だからです。従って、会社は最低でも年に1度、決算書の作成を行わなければなりません。

株主への報告のため

会社は株主(出資者)のものです。従って、毎年株主総会を開催し、株主に対して決算書について報告を行い、承認をもらう必要があります。とはいえ、中小企業においては株主も社長も同じ方であることが一般的なため、株主のために決算書を作成するという認識は少ない場合が殆どです。

経営判断に役立てるため(月次決算)

会社の決算書は、上述したように最低でも年に1回は作成しなければなりません。しかし、大企業であれば自主的に毎月決算書を作成していることが一般的です。

それはなぜか。理由は色々とありますが、ひとつ理由を挙げるとすれば、会社は社長1人で運営するものでは無いからです。経営を行ううえでは社長1人の給料や売上だけを把握すれば良いわけではなく、頼れる部下に対する給料の支払いや外注費用の支払い、また、たくさんの取引先に対する売上などがあり、会社の利益状況、財産状況というのは刻一刻と変化します。

会社が黒字か赤字かわからないまま1年間経営を続けるわけにはいきません。毎月決算書を作成し、経営陣で話し合い、また、従業員にも成果を共有することで経営の分析と改善に活かすことができます。

ブラッシュメーカー会計事務所では、以下のようなグラフ化した帳票を基に、毎月若しくは四半期(3か月に1度)ごとにご面談の機会をいただいています。

サンプル

決算書は確定申告のためのみに作成するのではなく、こういった分析を行うことで大企業同様に経営判断に役立てることが大切です。

ブラッシュメーカー会計事務所では、法人設立から融資のサポート、月次決算書によるサポートまでトータルで対応が可能です。まずはこちらからお問い合わせください。

関連記事です。

起業家必見!顧問税理士の選び方ガイド(前編)

月次決算書を作成している税理士はそれなりにいますが、単に数字が羅列された資料を提供している事務所が一般的です。ご自身のニーズに合った税理士を探すことをお勧めします。

怖い?税金に関する罰則

決算書を作らず確定申告を行わないでいたり、基礎知識の不足によって誤りだらけの決算書を基に確定申告を行うと、あとから多額の罰金を支払う羽目になってしまいます。やはりどこかのタイミングで税理士への依頼は必要と言えるでしょう。

会社に経理部を作るメリット

いずれは経理部を持ち、自社内で決算書を作ることができればスピーディな経営判断を行うことができるようになります。

注意事項
※1 本記事は2019年7月現在の法令等に基づき記載しています。
※2 本記事は一般的なケースに基づき記載しています。実際の申告等にあたっては顧問税理士等へご相談ください。
※3 本記事に記載された内容に従って行動された結果生じた損失については、弊社では一切の責任を負いかねます。

ブラッシュメーカー会計事務所をフォローする

投稿者プロフィール

ブラッシュメーカー会計事務所 共同代表・税理士 坂根崇真
ブラッシュメーカー会計事務所 共同代表・税理士 坂根崇真
業界最大手のデロイトトーマツ税理士法人を経て、ブラッシュメーカー会計事務所を共同で創業。 売上高数千億円規模の外資系企業の申告や、個人資産百億円規模の方の税務相談経験など、幅広い業務提供の経験を有する。
現在は代表の河野と共に、主にベンチャー企業・中小企業向けに税務相談・申告書作成や財務コンサルティング業務を提供し、また、自社Webにて120以上の記事を執筆している。

ブラッシュメーカー会計事務所は、東京・市ヶ谷にオフィスを構える税理士事務所です。

シンプルでカスタマイズしやすいWordPressテーマ

※この表示はExUnitの Call To Action 機能を使って固定ページに一括で表示しています。投稿タイプ毎や各投稿毎に独自の内容を表示したり、非表示にする事も可能です。

ビジネス向けWordPressテーマ「Johnny」はシンプルでカスタマイズしやすいテーマです。ぜひ一度お試しください。