投資信託の買い時、売り時はいつがベスト?資産運用に強い税理士が解説

投資信託を買いたい、損失が出てしまったので売りたい。

でも「いつ買えばいいんだろう」「いつ売ればいいんだろう」。

そのタイミングの見極めは長年投資をしている人であっても容易ではありません

無料で情報公開していますので資産運用に失敗しないよう是非最後までご覧ください。

この記事では、次の4点について投資家かつ税理士の坂根が、初心者向けに解説します。

  • 投資信託に買い時、売り時はあるの?
  • 投資信託の買い時はどんなタイミングがあるの?
  • 投資信託の売り時はどんなタイミングがあるの?
  • 投資信託の買い時、売り時はいつがベスト?

すべて無料で情報公開していますので、投資信託で失敗しないために、ぜひ最後までご覧ください。

投資信託に買い時、売り時はあるの?

「投資信託に買い時や売り時はあるの?」。 このタイミングの見極めは非常にむずかしいです。

なぜなら、価格を構成する要素が1つだけではないからです。

たとえば、次の要素によって価格が変動します。

  • 投資信託の利益の状況
  • 価格の上昇具合、減少具合などのトレンド
  • 利回り
  • 投資先の将来性
  • 社会情勢、ニュース
  • 需給関係(投資信託を買いたい人と売りたい人のバランス)

これら全てが価格の決定に影響を及ぼします。そのため適正な価格はいくらかと言った単純な話はありません。

しかしながら、投資信託を買うとき、売るときに際して、いくつかの判断ポイントがあると考えられますのでご紹介します。

 

投資信託の買い時はどんなタイミングがあるの?

投資信託の買い時について、次のような悩みがあると思います。

  • 底値で買った方がいい?
  • 上昇基調で買った方がいい?

 

底値で買う?見極めはむずかしい

よく、こんなことを言う人がいます。

  • 「暴落した時に底値で買いましょう」
  • 「底値で買えばあとは上がるだけ」

でも「底値」って何でしょうか。

投資信託の価格は利益の状況や需給関係など様々な要素によって形成されます。

そのため、過去10年間の中で一番低いか価格だったとしても、5年後10年後に、この価格をさらに下回ってしまう可能性も十分にありえます。

底値と判断して買った結果、投資信託の価格の下落トレンドに飲み込まれ、大損をしてしまうのもよく聞く話です。

たとえば、リーマンショックやコロナショックでは株価市場全体で大きく価格が下落しました。

その後は回復し、株価は上昇を続けていますが、「何で暴落したタイミングで買わなかったの?」という人もいるかもしれません。

結果的に株価は上昇を続けていますが、それは後になってからしか分かりません。

緊急事態宣言が出たり、世界全体がパニックに陥っている中、経済成長が停滞、衰退するかもしれないという考えから、株価が暴落に暴落を続けていました。あの相場で大きく買いを入れることは、大損をしてしまう可能性も十分にありましたので、底値で買おうという考えに固執はしない方が良いでしょう。

上昇基調で買うという判断

投資信託の価格の上昇基調で買うという判断。これは、ニュースで良い情報が出た時などに、価格が上昇を続けるケースがあります。

また過去5年間の価格が上がり続けている、業績が良い会社に多いですね。その場合は決算の状況によって株価が上昇を続けるか減少に転じるかといったケースが多いです。

しばらく様子を見てから買いに入って、そこから下落するというパターンも、もちろんありますが、上昇基調に上手く乗ることができれば、良い買い時であるとは言えるでしょう。

基本は買いたいと思った時

それではどのようなタイミングで買うのが良いのか。

個人的には、買いたいと思った時で良いと思います。

結局、いくら考えたところで、その価格が割高なのか、割安なのか、適正なのかは誰にも判断ができません。

今の決算の状況が良くなくても来期には爆益を出しているかもしれません。 いま価格が安定していても、戦争が起こって大きな価格変動が起こるかもしれません。

そのような外部環境はコントロールすることができませんので、自身の財産にいくら余裕があるのか、いくら投資に回せるのか。こういった個人的事情から判断していくのが良いと思います。

 

タイミングを分け、コツコツ分散投資(ドルコスト平均法)

タイミングを分けコツコツ分散投資すること。これを一般的に「ドルコスト平均法」と呼びます。

例えば1口100円、150円、200円と値上がりを続けている中、それぞれのタイミングで1口ずつ買ったとします。その場合、購入したのは3口で450円、平均単価は150円(100 円+150円+200円÷3)と考えることができます。

「値上がりを続けているなら、100円の時に3口全部買ってしまえば良いのでは?」と思うかもしれません。

確かに確実に値上がりが見込めるのであれば低い価格の時に出来るだけ多くの資金を投入してしまうのが良いと言えます。

ただし、この投資方法のメリットは、購入価格を平均的にならすことができるところです。つまり、継続的に価格の上昇が見込める銘柄であれば平均的な価格で購入をし徐々に徐々に値上がりを続けていくリスク分散ができます。

また、一度に多くの資金を投入しないため、高値づかみをし、価格が下落してしまったとしても被害を抑えることができます。

 

投資信託の売り時はどんなタイミングがあるの?

投資信託の売り時はいつが良いのか。

  • 利益が出ている場合(利益確定売り)
  • 損失が出ている場合(損切り)

この2軸で解説していきます。

利益確定売り

利益確定売りとは含み益が出ている場合(買った時より利益が出ている状態)に売却することです。

例えば次の場合に売却すると良いと言えるでしょう

  • 目標の売却金額に達した時
  • これ以上価格の上昇が見込めない時
  • 他の投資商品に資金を回したほうがより効率的に運用できる時

目標の売却金額に達した時

資産運用を始めるにあたって目標の金額を決めておく人もいます。その場合には目標の利益を得られる段階で売却してしまうのもありでしょう。

これ以上価格の上昇が見込めない時

価格が上昇を続けこれ以上は価格の上昇が見込めない。そのような時は売却すると良いでしょう。

他の投資商品に資金を回したほうがより効率的に運用できる時

資産運用の方法は投資信託だけではありません。株や債券、不動産に太陽光発電などさまざまな資産運用の方法があります。

投資信託に資金を回すよりも他の資産運用方法の方が資金効率が良いのであれば、投資信託を売却し、他の資産運用方法に資金を回すのも良いでしょう。

損切り

損切りとは、含み損が出ている場合(買った時より損している状態)に売却することです。赤字が膨らみすぎてこれ以上損をしないように、一定ラインで切ってしまうことから損切りと呼ばれています。

継続的に価格が下落している時

価格が継続的に下落している場合には売却してしまっても良いでしょう。持ち続けていても赤字が出てしまうのであればそこで切ってしまい、別の資産運用の方法に切り替えるのが良いでしょう。

投資信託には変な商品も多く、大損する人も少なくありません。投資信託で大損!?おすすめしない理由を資産運用に強い税理士が解説で、だめな投資信託について解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。

大暴落した時

大暴落した時、その投資信託を持ち続けるか、損切りするかの判断に迫られるでしょう。

「大暴落した時に狼狽売りするな(損失が拡大しそうな時に慌てて売ってしまってはいけない)」という人もいます。

ただし、なぜ価格が下落したのかが重要です。

理由によっては早めに売ってしまわないと価値がなくなってしまうかもしれません。持ち続けていても、どんどん価格が下がっていてしまうかもしれません。

そのため、20%や30%価格が下落した時は売却するなど、自分の中で許容できるラインを決めておきましょう。

ここで損切りできずに価格がもっと下がり、大きな損失を被ってしまうことは、長年投資を行っている方でもよくあることです。

投資信託の買い時、売り時はいつがベスト?

投資信託にベストな買い時売り時はありません。

少額ずつ手を出してみて、自分にとって心地の良い買い時、売り時を見極められるようにしていくと良いでしょう。

なお、自身で銘柄を見極められるなら投資信託より株の方が良いでしょう。また、安全に資産運用したいのであれば債券投資が良いと思います。【手堅い債券投資】外国債券や国内債券、利回りについて税理士が解説も参考にご覧ください。

 

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投稿者プロフィール

税理士 坂根崇真
税理士 坂根崇真
【プロフィール】
一般社団法人 全国第三者承継推進協会 理事
税理士

【寄稿実績など】
Yahoo!ニュース、livedoor ニュース、Smart News、幻冬舎GOLD ONLINE
会計人コースWeb、事業承継・M&AならBatonz(バトンズ) 専門家コラム、名古屋大原学園 大原簿記情報医療専門学校

【メディア出演実績】
01CHANNEL(株式会社ウェイビー運営)
税理士2.0 AKIRAチャンネル(レッドスターコンサルティング株式会社運営)
TAKA World Peace(株式会社グローバルマーケット運営)

【著書】
相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本 (2021年発売予定)

【メディア運営】
税理士による相続メディア:あんしん相続税 などを運営(合計:月間10万PV)

【経歴等】
士業など専門家1,500人以上の団体の理事に就任している。業界最大手のデロイトトーマツ税理士法人の出身であり、売上高数千億円規模の外資系企業の申告や、個人資産百億円規模の方の税務相談経験も多数あり、創業から上場まで対応が可能である。また、Twitterでは1万人のフォロワーを有しており、経営者や士業が年間数百名参加する交流会を開催する等、強い影響力を持っている。

【事務所情報】
ブラッシュメーカー会計事務所:東京・神田にオフィスを構える税理士事務所です。

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