税理士試験に21歳で短期5科目合格した勉強方法や勉強時間などを大公開

レッドスターコンサルティング株式会社運営メディア:「税理士2.0 AKIRAチャンネル」 に、弊社の坂根税理士が出演しました。

「21歳で税理士試験に合格した短期合格の勉強方法とは?」

税理士試験は10年以上勉強する方もおり、難易度が高い試験です。

しかし、弊社の坂根税理士は、税理士試験の受験回数3回で21歳と、業界の中では比較的早い段階で合格しています。

以下では、動画で話していない下記の内容についてご紹介しています。

  1. 税理士試験の受験科目は何を選択するべきか
  2. おすすめのボールペンと電卓
  3. 勉強時間の目安
  4. 大学院による受験免除はアリ、その理由は?
  5. おすすめの専門学校
  6. 税理士試験を受験する人の就職、転職

すべて無料で情報公開していますので、ぜひ気になる部分だけでも読んでいってください。

ちなみに坂根が通っていたのは「税理士講座【資格の大原】」です。よその学校に通っていて中々合格できない方は、まずは資料請求だけでもしてみましょう。

資格の大原 税理士講座

>>資料請求はこちらから:税理士講座【資格の大原】

 

坂根 崇真 Twitterアカウントでも情報を発信していますので、もしよろしければフォローしてください。

 

税理士試験とは?

税理士試験にはどんな科目がある?

税理士試験とは、税理士になるための資格試験です

税理士は、「税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそって、納税義務者の信頼に応え、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする」とされています。

税理士は、上記のように公共的な使命を背負っていることから、一定水準の能力が要求されています。

具体的には、税理士試験では、以下の11科目の試験が設けられています

会計簿記論財務諸表論
税法所得税法法人税法相続税法消費税法酒税法
国税徴収法住民税事業税固定資産税

 

ただし、11科目すべてに合格しなければならないわけではありません。

必須科目や選択必須科目はあれど、合計で5科目に合格すれば構いません

医者に外科や内科など専門分野があるのと同じであり、税理士も、それぞれ得意とする分野が異なるためです。

もちろん、科目ごとに合格率や難易度の違いはありますが、税理士もどのような専門分野を極めたいかによって、どの受験科目を選ぶべきかを決めましょう。

MS-Japan
>>経理部など管理部門への転職:MS-Japan

 

税理士試験にお勧めのボールペンや電卓

ボールペンはジェットストリーム、青の0.5mm

税理士試験では、黒または青のボールペンしか認められていません。

わたしは、以下のジェットストリームのボールペンを使っていました。

税理士試験は2時間に及ぶ長丁場の試験のため、アルファゲルのボールペンを使って疲労を軽減した方が良いです。

>>三菱鉛筆 油性ボールペン ジェットストリームアルファゲル 0.7

※私は、左の黒いジェットストリームのボールペンに青の0.5mmの替え芯を入れて使用していました。当時は黒しかなく2,000円ぐらいした記憶がありますが、黒はだいぶ値段が下がっているようです。2,000円ですが、青のボールペンも追加されているようですね。

>>替え芯:ジェットストリーム 0.5 青

税理士試験では2時間ずっと文字を書き続けるため、勉強段階でさえ腱鞘炎になってしまう人もいます。

ケチってもしょうがないところなので、良いものを買い、どんどん消費していきましょう。

 

電卓は日数計算機能が付いたCASIO ND-26S

わたしが、税理士試験時代から現在も使用している電卓はCASIO ND-26Sです。現在3台目です。

キー配置の使い勝手がよく、日数計算機能があるため、日割計算を容易に行うことができます

特に簿記論や日商簿記検定の試験では、日数計算が頻繁に必要なため、この機能の有無が非常に重要です。

また、ボタンを押した後の電卓の反応速度も速いです。この電卓を使って、電卓の県大会で優勝したこともありますので、お勧めの一品です。

>>CASIO製 ND-26S プロ用実務電卓(坂根使用)
>>CASIO製 AZ-26S スクール電卓 (キー配置が同じ)

1,000円、2,000円の電卓では、仕事で使うにはもちろん、税理士試験においても厳しい戦いを強いられます。電卓選びに悩んでいる方はぜひ買いましょう。

ただし、CASIO ND-26Sは新品が12,000円と少々高いです。

同じキー配置のCASIO AZ-26Sでも特に問題無いと思いますので、お金に余裕が無ければこちらをお勧めします。

 

税理士試験の受験資格(要件)について

税理士試験を受験するためには、前提となる要件があります。

選択肢はいくつかありますが、代表的なものは以下の2つです。

  1. 日商簿記検定の1級に合格すること
  2. 全経簿記検定の上級に合格すること

どちらか一方で構いません。

どちらも難易度は同レベルとされていますが、日商簿記検定1級の方が若干レベルが高い印象を受けます。

なお、日商簿記検定2級とはレベルが段違いに異なり、印象としては10倍ぐらいのレベルです。

なお、知名度が高いのは日商簿記検定1級ですので、日商簿記検定1級の受験をお勧めします

ちなみに日商簿記検定1級も、私は大原で取りました。

 

税理士試験の科目選択について

税理士試験の必須科目は?

税理士試験には、必ず受けなければならない「必須科目」があります。

必須科目簿記論財務諸表論
選択必須科目法人税法所得税法

簿記論と財務諸表論、この2つは会計に関する科目であり、必須科目となっています。

また、法人税法と所得税法はどちらか選択必須科目となっています。

どちらも他の税法に比べてボリュームが多く、受験者のレベルも高いため、大変な科目の1つです。

 

税理士試験の受験科目は何を選ぶべき?

どのような税理士を目指すかによって受けるべき科目は変わりますが、結論としては、以下の5科目をおすすめします

  • 簿記論
  • 財務諸表論
  • 法人税法
  • 消費税法
  • 相続税法

まず、簿記論と財務諸表論は必須科目のため、残り3つをどうすべきかという問題があります。

法人税法と所得税法は選択必須科目ですが、法人税法を学べば、共通点のある所得税法の知識もある程度身に付きますので、ここは法人税法を選択することをお勧めします

残り2つ、何を受験すべきか。

うち1つは、消費税法を受験しましょう

 

消費税か酒税なら、消費税を受験すべき

消費税と酒税はどちらか片方しか受けられません。

酒税は、受験範囲のボリュームがかなり少ないという理由で受験される方もいます。

しかし、酒造メーカーにでも勤めない限り、使う場面は無いといって差し支えないでしょう。一方で、消費税は仕事で必ず使いますので、外すことができません

 

ミニ税法ではなく、所得税か相続税を受験すべき

上記で説明した4科目の他、残り1つをどうするか。

色々と科目がありますが、所得税法か相続税法にすることをお勧めします。

事業税や住民税といった、試験範囲が小さい「ミニ税法」はお勧めしません。

税理士のお客さんは、基本的に以下の3タイプの方にわかれます。

お客さん税理士試験で学ぶ必要な知識
個人事業主簿記、所得税法、消費税法、(住民税、事業税、固定資産税)
法人(会社)簿記、法人税法、消費税法、(住民税、事業税、固定資産税)
相続人相続税法(相続税・贈与税)

 

一般的には所得税と法人税を中心に扱う事務所が多く、大手の事務所では、相続税については専門部署を設けていることが多いです。

しかし、法人税と所得税は根幹となる知識が似通っており、法人税を学べば所得税の知識もある程度習得することができます

また、事業税や住民税は、仕事で法人税などを扱ううえで知識が身に付きますのであえて受験科目に選ぶ必要は無いでしょう。

 

所得税より相続税の受験をお勧めする理由

相続税を担当するつもりがなくても、小規模な事務所では個人事業主も法人も相続もすべて担当することになるケースが一般的です。

さらに、大手の税理士法人に勤めたとしても、いずれは相続に携わりたいと思うことがあるかもしれません。

したがって、わたし個人としては所得税法より相続税法の受験をお勧めするという結論となり、「簿記論・財務諸表論・法人税法・消費税法・相続税法」。この5つの科目をお勧めします

もちろん、試験合格後には、自分が受験していない科目の勉強や、合格した科目であっても、それ以上に深い知識の習得が欠かせません。

あくまでも、受験をするうえでは上記5つを学んでおいて損は無いということです。

 

税理士試験の合格率は?難易度は?大学在学中に合格可能?

税理士試験の合格率は、1科目あたり10%前後です。

10人が受験して1人と狭き門となっており、しかもこれは、1科目あたりの数値です。

1科目10%の合格率の試験に5つ合格しなければならず、かつ、科目によっては受験生のレベルも高いため、合格までに10年かかるケース、諦めてリタイアするケースも少なくありません

最終合格率は2%とされていますが、これは、その年に5科目合格に到達した人数÷受験者数の全体により2%程と算定されています。

しかし、途中でリタイアする方も多いため、現実的な最終合格率は1%未満と言えます。

実際に、大学在学中に合格する人もかなり少なく、0人の年もあったり、だいたい毎年数名程度です(以下の通り、令和元年度税理士試験における大学在学中の合格者は4名)

1年に1科目合格すればスムーズと呼ばれるレベルであり、税理士試験に合格する方は30代、40代であることも少なくありません。

ただ、東大の大学受験などと比べれば遥かに簡単。そう思えば気が楽になりませんか?

 

税理士を目指す年齢は何歳ぐらいの人が多い?

税理士を目指す方は20代、30代の方が多いです。しかし、税理士を目指すなら、20歳ぐらいまでに考えておいた方が良いでしょう。

最初から税理士を目指す方はそう多くありません。

大学で経済学部などに入ってから税理士を目指す方が大半を占めますが、大学を卒業し、畑違いの職種を経てから30歳ぐらいで目指す方も少なくありません。

もちろん、税理士は人それぞれ個人の知識や経験が求められる仕事のため、何歳からでも目指すことはできます。

 

20代前半での合格を目指しましょう

税理士は何歳からでも目指すことはできます。

ただし、四大税理士法人(※)などの大手税理士法人や、それに準ずる大手の事務所では、新卒若しくは税理士事務所の経験がある30歳程度まででないと採用していないことが多いです。

したがって、どのようなキャリアを目指すかによって異なりますが、現実的に税理士を目指すのであれば、20歳ぐらいまでに方向性を決め、20代前半で合格を目指すことが望ましいでしょう。

※四大税理士法人・・・デロイト トーマツ税理士法人、KPMG税理士法人、EY税理士法人、PwC税理士法人。世界展開しているグローバルファーム。

30代以降で受験する方の実例

わたしの友人、知人で30代、40代から税理士試験の受験を始めた方をご紹介します。

  1. 30代で異業種(予備校の講師)から税理士業界へ転職した男性
    この方は、5科目官報合格で税理士試験を終えています。2年ほど、税理士試験に専念する期間を作っていましたが、その間に3科目合格し、残りの2科目は働きながら3年間で合格していました。あわせて5年間です。今では、県内最大手の税理士法人でナンバー2を務めており、活躍されています。
  2. 30代で異業種(営業職)から税理士業界へ転職した男性
    この方は、最後まで働きながら税理士試験を終えています。税理士試験3科目+大学院で2科目免除というルートをとっていました。今は独立されています。この方が税理士業界に参入した理由は、収入ではなく、独立し、家族との時間を作ることが目的だったようです。もともと、世間的に見てホワイト企業と言われるような会社に勤めていましたが、家族の協力を得て勉強するための時間を作り、見事税理士として活躍されています。
  3. 40代で税理士を目指すと言い、退職した不動産会社の男性
    不動産会社で営業をされていた方です。「税理士になりたい」といい仕事を退職し、受験に専念されているようです。今もおそらく受験中です。退職前から、「税理士になるために退職しようかな」と言っていましたので、私は正直に「やめておいた方がいい」とアドバイスしました。簿記の知識がなく、今の年齢から受験要件を満たさないといけません。また、税務知識の習得には相応の時間がかかりますし、よっぽどの能力が無い限り、年齢的に大手の税理士法人で活躍する場もありません。一方で、個人事務所では、独立を前提としている人を雇いたい事務所はそう多くありません。

ちなみに2と3の方は当時既婚者であり、子どももいました。しかし、違ったのは本気度です。税理士試験は決して簡単な試験ではありません。本気で取り組まなければ合格できませんし、今の仕事が嫌だからという理由であれば絶対にやめておきましょう。ある程度年齢が高いが、どうしても税理士になりたいということであれば、働きながら勉強することをお勧めします。

MS-Japan
>>税理士事務所や経理部など管理部門への転職:MS-Japan

 

税理士試験で何を受験した?受験した順番は?

わたしは、簿記論、財務諸表論、消費税法を1年目に受験し、合格。2年目に法人税法と相続税法を受験し、法人税法はあと一歩のところで落ちてしまいましたが、相続税法には合格。3年目に法人税法を受験し、5科目合格しました。

受験年数科目合否
1年目簿記論・財務諸表論・消費税法
2年目法人税法・相続税法相〇、法×(Aランク)
3年目法人税法

 

簿記論、財務諸表論、消費税法は3科目同時です。

これはなかなか厳しいですが、受験に専念できる環境がある方なら、3科目同時受験をお勧めします

なぜなら、簿記論と財務諸表論だけでは確実に時間が余るからです。

簿記論と財務諸表論は受かって当たり前という気持ちでやらなければ、合格までに10年以上の期間を要します

なお、模擬試験では100点をとることも多々あれば、全国公開模試等で1桁台になることもありました。

当然ながら5科目すべてにおいて、上位10%には常に入っているような状態であり、2年で合格しきる気持ちでやりました。

それでも、残念ながら法人税に不合格となったときは大いに泣きました。

「あれだけやったのに」という気持ちももちろんありますが、「この1年は何だったんだろう」と落ち込みました。

しかし、です。泣けるぐらいまでやり込まなければ、本気で取り組んでいないことのあらわれでもあるように思います。

これから受験する方、まだ受験中の方には、ぜひ本気で取り組んでいただきたいです。

 

税理士試験の合格にかかる1日の勉強時間の目安は?

税理士試験の1日あたりの勉強時間の目安は、「勉強に充てられる時間をすべて勉強に費やす」がわたしの答えです。

資格の大原では、税理士試験の合格に必要な勉強時間が、短くて2,500時間、長くて6,000時間。3年間から6年間程度の期間を要すると公表しています。また、各科目の内訳は以下の通りと公表しています。

科目勉強時間(理論の暗記時間を除く)
簿記論400時間
財務諸表論400時間
所得税法600時間
法人税法600時間
相続税法520時間
消費税法300時間
酒税法170時間
国税徴収法170時間
住民税190時間
事業税190時間
固定資産税190時間

 

なお、上記の時間には、理論の暗記時間が含められていないようです。

また、理論の暗記時間を考慮せずとも、個人的にはこの時間で合格することは厳しく、実際に税理士試験の合格にかかる勉強時間は、上記大原などのパンフレットに記載されている勉強時間の概ね2~3倍ぐらいと見ておくと良いと考えています。

わたし自身勉強時間を数えていたわけではありませんが、寝る間も惜しんで、土日も勉強して、ようやく合格できるレベルと考えておけば良いのではと思います。

事実、朝起きてから夜寝るまで、勉強ばかりしていた日も少なくありませんでした。

1年365日のうち、300日、12時間勉強するだけで3,600時間確保できます。受験専念される方であれば、このぐらいの時間は確保できると思います。

また、社会人であっても、土日に10時間ずつ、平日に2時間として、1週間に30時間。1年間を52週とすれば1,560時間確保することができます。

これだけの時間を確保できれば、受験専念であれば1年間に2科目以上、社会人であっても1年間に1科目は合格できると思います

そうすれば、税理士試験に合格するまで最短で2年、遅くとも5年以内に合格できる計算となります。

もちろん、これ通りにはいかないでしょうし、たまには遊びたくなるかもしれません。

試験の合格がゴールではありませんし、家族に何かしてあげたい気持ちもあるでしょう。

しかしながら、周りが必死に頑張っている中、10%の人しか合格ができない試験ということは忘れてはいけませんし、家族の応援あってこそ、勉強時間を確保できていると思います。

むずかしい試験とはいえ、だらだらと何年もかけるのはお勧めできません。1発で合格できるよう、全力をつくしましょう。

 

税理士受験に専念すべき?社会人として働きながらでは無理なのか?

受験に専念できる環境があるなら専念し、社会人として働いているなら、働きながら勉強することをお勧めします。

税理士試験の受験に専念するために、会社を辞めて勉強する方もいれば、働きながら勉強する方もいます。

わたしは学生だったため、受験に専念できる環境がありました。

しかし、社会人として働きながらの受験だったら、相当キツイだろうというのは容易に想像できます。

周りの仲間も、最初は学生だったので受験に専念していましたが、学生のうちに合格できる者は多くありません。

ほとんどの方が、卒業し、社会人として働きながら勉強をしています。が、その後合格している人は3割ぐらいの印象です。

個人的には、受験に専念できる環境があるなら専念した方が良いでしょうし、いま働いているのであれば、会社を辞めずに勉強すれば良いと思います。

100%の環境はありません。今ある環境でベストを尽くしましょう。

 

税理士試験は資格の大原やTACなど、どこの専門学校に通うのがお勧め?独学では無理?

税理士試験は、書籍などを購入して独学で簡単に合格できるような試験ではありません。

また、大学に通っていても、税理士試験に特化した授業は行われないため、一般的には、どこかの専門学校に通学若しくは通信講座で学ぶことになります。

わたしは資格の大原を選びましたが、人によって相性があります。

そこで、評判のよい予備校を5つ紹介しますので、まずは資料請求をして、ご自身に合った予備校を選ぶことをおすすめします。

専門学校特徴価格講師の質教材の質テストの質
資格の大原税理士試験における最大手。税理士試験の受験者比率最大。教材の質は高く、テストの質も悪くない。ただし、テストの問題や配点が本番を意識していない傾向にあるため要注意。各科目20万円程度、講義回数80回程度。
TAC税理士試験における受験者比率は高い。教材が重箱の隅をつついているため教材の質は微妙だが、テストが本番を意識していて質が高い。各科目20万円程度。講義回数80回程度。
LEC 東京リーガルマインド金額面や自宅からの近さなどを考慮すれば選択肢に上がる。自分で勉強できるならアリ。各科目10万円程度。講義回数50回程度。
クレアール低料金で、限られた時間で勉強する社会人向けの集中学習を提供している。通信講座のみのため、モチベーションが上がらない人は注意が必要。各科目10万円程度。講義回数50回程度。とりあえず資料請求をしてみるのはアリ。
スタディング最近できた、オンライン専門の学校です。料金は格安ですが、自身で勉強できるかどうかがカギになりそう。

比較するために列挙しましたが、上記の予備校について、リンク先から、まずは資料請求をして自身でも比較検討してみると良いでしょう。

なぜなら、大原にTACなど、どこの専門学校に通うべきかは相性があり、一概にどれが良いかは言えないからです。

個人的には、本気で合格を考えているのであれば、勉強費用をケチらず、きちんと学習できる環境と体系的に学ぶことができる環境、そして試験合格後も競い合えるライバルがいる「通学」環境で勉強をすることをお勧めします。

わたしの場合、メインは税理士講座【資格の大原】への通学でしたが、法人税法は、大原の通学+TACの通信講座を併用しました

なぜなら、(わたしが受験していた頃の話ですが)大原は教材の質が高い一方で、模擬試験があまり本試験向けではないという特徴がありました。

一方で、TACはその逆の特徴を持っていたため、両方取り入れることで確実に合格できるよう体制を整えました。

このように、各社それぞれ良い部分、悪い部分がありますので、上記の5社とも資料請求をしてみて、その中で自分にあったものを選ぶと良いでしょう。

 

税理士試験から脱落する人はどのぐらい?

感覚としては、税理士試験の簿記論で一緒に学んだ人の、8割から9割の方は脱落しています。

税理士試験はそれなりに難易度が高い試験であり、上述したように、最終合格率は2%と言われています。

実際、わたしの同級生をみても、違和感のない数値です。

  • 簿記論、財務諸表論のみ受験し、企業の経理部に行く人
  • 中途半端なまま個人の税理士事務所の補助職員となり、いつしか税理士になるという野望が消えた人

これらは、まったく珍しくありません。

税理士試験中に50人の受験仲間がいたとして、同時期に合格できる仲間はせいぜい2、3人。

その後5年以内に合格できる人は5人~10人。残りの人は、受験を諦めて撤退していることでしょう。

10年たっても勉強を続けている人は、そう多くないと思います。

5年以内には、ほとんどの方が税理士以外の道を探しています。

だからこそ、税理士試験を受験するからには本気で取り組むべきです。

MS-Japan

>>経理部など管理部門への転職:MS-Japan

 

大学院による税理士試験の受験免除をすべきか?

個人的には大学院による税理士試験の受験免除は「アリ」だと思います

ご存じの方も多いと思いますが、税理士試験は、大学院に通うことによって2科目の受験を免除できるという裏口ルートがあります(シングルマスター、ダブルマスター)。

このルートはタブーとし、嫌っている税理士も多いです。

実際に、最初から大学院に通うことありきで税法の勉強をしない方であれば、税理士になってからも周りについていけなくなるため、そのような方にはお勧めできません。

しかし、税法の知識が豊富にあり、ただ試験に合格できていないだけの場合は、大学院による2科目免除を行っても良いでしょう。

最近では、大学院による免除を行っている方は、親から事務所を引き継いだ2代目の税理士だけでなく、大手税理士法人にも数多くいます。

ただし、そのような方は、かなりの勤勉家が多いです。

大学院では、必ず税理士試験と同等以上のことを学ぶつもりで通いましょう。

 

税理士の平均年齢は60代

以下の記事でもご紹介していますが、税理士試験の受験生は年々減少傾向にあり、平均年齢は60代と言われています。

つまり、20年30年というスパンで見た場合には一世交代が起き、若い方にはそれだけのチャンスがあるといえるでしょう。

もちろん、テクノロジーの進歩によって、20年後には今の税理士の仕事が無くなり、状況が様変わりしている可能性はあります。

ただし、それは税理士に限った話ではなく、人類全体に共通の話です。

「税理士」である以前に「人」として、時代の変化に対応し、日々研鑽を積むことができれば、より活躍できる場も増えることでしょう。

 

税理士は魅力ある職業

税理士は単なる事務作業屋ではなく、経営者や資産家の方と接する機会が多い、魅力ある職業です。

単に書類を作成するだけではありません。

例えば、話しをする中で経営者が抱える課題を見つけて一緒に解決に取り組むこともあれば、ご高齢の方が安心して相続を迎えられるよう、遺言書作成のお手伝いを行うこともあります。

もちろん、財務面からのアドバイスを行うこともあれば、融資のサポートや補助金申請のサポートなど、直接P/L(損益計算書)に結び付くサポートを行うこともあります。

また、我々の事務所は特殊ですが、一緒にビジネスに取り組み、売上を上げていくこともあります。

税理士にもそれぞれ専門分野がありますので、どのような税理士を目指したいかは、税理士を目指す前に考えておくと良いでしょう。

 

税理士を目指す人の就職先はどのようなところが多い?

税理士になるなら、必ず税理士事務所

税理士は独立が前提とされている仕事ですが、基本的には、個人事務所として独立、もしくは会社員と同様に、大手税理士法人の経営陣を目指すことになります。

なお、税理士試験に合格しても、税理士の道が合わないと感じる方は大手企業の経理部や税務部に就職される方もいます。

ただし、税理士登録を行うためには、税理士事務所や税理士法人で2年以上の経験が求められるため、一般的には税理士事務所、税理士法人に勤務される方が多いです。

MS-Japanなどに登録し、まずは税理士事務所で経験を積みましょう。

 

税理士事務所の規模別の特徴

税理士事務所や税理士法人の特徴として、規模別に解説するとだいたい次の通りです。

グループ全体の人数
~10人(個人の税理士事務所)ひとり税理士など
~50人(小規模な税理士法人)
~100人(中堅の税理士法人)
~1,000人(準大手税理士法人)税理士法人 古田土会計など
1,000人超(大手税理士法人)税理士法人 山田&パートナーズ、辻本郷税理士法人など
1,000人超(Big4税理士法人)デロイト トーマツ税理士法人など

 

税理士事務所と税理士法人の違いは、「個人事務所」か、「法人」かの違いです。

簡単に言えば、税理士事務所は税理士1人のケースが一般的です。

一方で、税理士法人は最低でも税理士が2人以上いなければ設立できません。

税理士事務所と税理士法人の違いは、規模の違いであると覚えておけばよいでしょう。

なお、最初の就職先としては、やはり中堅以上の税理士法人に勤めてみるのが良いでしょう。

著名な税理士の個人事務所などは別として、小規模な事務所では、経験できる案件が限られ、単なる作業員になってしまう可能性があります。

まずは大手の税理士法人で、かつ、法人部門や資産税部門といった部門に関係なく、多くの案件にあたれる事務所を探してみることをお勧めします。

 

個人的なお勧めはBig4税理士法人

大手の事務所といっても、単に規模が大きい、人数が多いだけの事務所(ひたすら数だけをこなし、品質が高くない事務所)があるため、それはあまりお勧めできません。

条文を読んで税法の判断ができる、Big4税理士法人などが良いでしょう。

また、聞いた話ですが、たとえばV社では、従業員同士で先に合格した人が嫌味を言われる文化があるようです。

仕事の面で見ても、従業員数自体は多いですが、管理が雑なためか、顧問税理士変更で弊社にお声がけいただくこともあります。

端から見ても、マーケティング技術に走っているように見受けられます。

このような事務所は、税理士としての技術を伸ばすうえではおすすめできないと言えるでしょう。

ちなみに、Big4と言えば英語能力が必須と思われているイメージがありますが、これは部署によって異なります。

英語を使う機会が少ない部署であっても英語でメールをする機会はかなりありましたが、人によっては日本の会社のみの担当だったり、英語メールを全く読み書きできない人もいました。

もちろん学ぶ姿勢は必要ですが、やる気があればBig4への就職をお勧めします。

 

Big4は昔より採用のハードルが下がっています

いまはどこの事務所も採用難の状況であり、それはBig4でも同じです。

Big4に入るためには、昔は以下のいずれかであったと聞いたことがあります。

  • 5科目合格かつ20代
  • 法人税を含む3科目以上+高い英会話能力、かつ20代
  • 30代前半であれば上記のいずれか+Big4での勤務歴

大手の税理士法人の勤務歴はあまり考慮されません。なぜなら、Big4とそれ以外の事務所での仕事内容は大きく異なるためです。お客さんの規模が全く違います。なので、基本的には職歴より5科目合格、英語能力のいずれかが重要でした。

しかし、今では昔ほどハードルが高くありません。20代であれば最低2科目(法人税法の受験経験はできればほしい)、英語能力は全くない人も少なくありません。30代であっても、法人税法を含む3科目以上の合格かつ税理士事務所での勤務経験があれば十分に採用される可能性がある状況です。一度応募してみると良いでしょう。

MS-Japan

>>税理士事務所や経理部など管理部門への転職:MS-Japan

 

坂根の経歴

参考までに、わたしの経歴を簡単に紹介します。

  1. 21歳で税理士試験合格
  2. 税理士法人山田&パートナーズ(名古屋)
  3. デロイト トーマツ税理士法人(東京)
  4. トーマツの同期と開業(東京)

こういった流れです。

山パ時代の同期や先輩もかなり多くの方が開業していますし、トーマツ時代の同期や先輩も少なからず開業しています。ただし、他業種に転職されている方も多いですね。

税理士業界では、独立や転職が当たり前に行われます。

 

税理士業界は転職が当たり前

税理士業界では転職が当たり前です。

だいたい3年から5年ぐらいで転職される方が多いです。

税理士事務所勤務の方の退職理由の一例:

  • 目指したい専門性と事務所の方向性が違う
  • 待遇に不満がある
  • 仕事が忙しすぎて税理士試験の勉強時間をとらせてもらえない
  • 税理士業界が合わなかった
  • 独立開業する

こういった理由が多いですね。税理士試験の科目合格者であっても、業界内の転職は比較的容易だからという理由もあるでしょう。

ちなみに、事務所業界での転職だと東証一部上場企業の「MS-Japan」が有名どころです。

MS-Japanは、税理士などの士業や、経理部など事業会社の管理部門の求人を多く取り扱っている転職サイトです。

また、高年収を目指す方は「JAC Recruitment」の選択肢もあります。

より多くの経験を積める転職をしたい方や、現状の待遇に不満がある方は、とりあえず登録しておくと良いでしょう。

求人サイト特徴
MS-Japan事務所業界や管理部門(経理部など)の転職で有名。税理士業界はもちろん、経理部への就職を考えるなら、まずここです。
JAC Recruitment高年収を目指す方向け
マイナビ税理士マイナビは、税理士業界ではあまり使われていない転職サイトですが一応ご紹介します。

自分の市場価値を確認するうえでも、一度登録してみるのはアリだと思います。
MS-Japan

>>経理部など管理部門への転職:MS-Japan

 

>>マイナビ税理士

 

税理士試験に短期合格するためのメソッドは?

税理士試験は決して簡単な試験ではありませんが、頑張れば合格できる試験です。

税理士試験に短期で合格するためのメソッドについては、上記の動画で解説していますので、ぜひご覧ください。

 

坂根 崇真 ツイッターアカウントも、ぜひフォローしてください。

 

ブラッシュメーカー会計事務所をフォローする

投稿者プロフィール

税理士 坂根崇真
税理士 坂根崇真
【プロフィール】
一般社団法人 全国第三者承継推進協会 理事
税理士

【寄稿実績など】
Yahoo!ニュース、livedoor ニュース、Smart News、幻冬舎GOLD ONLINE
会計人コースWeb、事業承継・M&AならBatonz(バトンズ) 専門家コラム、名古屋大原学園 大原簿記情報医療専門学校

【メディア出演実績】
01CHANNEL(株式会社ウェイビー運営)
税理士2.0 AKIRAチャンネル(レッドスターコンサルティング株式会社運営)
TAKA World Peace(株式会社グローバルマーケット運営)

【著書】
相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本 (2021年発売予定)

【メディア運営】
税理士による相続メディア:あんしん相続税 などを運営(合計:月間10万PV)

【経歴等】
士業など専門家1,500人以上の団体の理事に就任している。業界最大手のデロイトトーマツ税理士法人の出身であり、売上高数千億円規模の外資系企業の申告や、個人資産百億円規模の方の税務相談経験も多数あり、創業から上場まで対応が可能である。また、Twitterでは1万人のフォロワーを有しており、経営者や士業が年間数百名参加する交流会を開催する等、強い影響力を持っている。

【事務所情報】
ブラッシュメーカー会計事務所:東京・神田にオフィスを構える税理士事務所です。

シンプルでカスタマイズしやすいWordPressテーマ

※この表示はExUnitの Call To Action 機能を使って固定ページに一括で表示しています。投稿タイプ毎や各投稿毎に独自の内容を表示したり、非表示にする事も可能です。

ビジネス向けWordPressテーマ「Johnny」はシンプルでカスタマイズしやすいテーマです。ぜひ一度お試しください。